EU電池指令適合保証
弊社の販売するリチウム電池は、EU電池指令(2006年9月6日付け欧州議会及びEU閣僚理事会による指令2006/66/EC)に準拠することを保証致します。
なお、この指令により、規制物質が、旧EU電池指令(91/157/EEC)の3種から2種類になりましたが、新たに電池へのラベリング、機器からの電池取り外しの容易化の規定が追加されました。
  • 規制物質
    弊社電池は、下記物質を電池重量ベースで下記の含有率を超えて含有しておりません。
    水銀: 5ppm
    カドミウム:20ppm
  • 分別回収マークの表示
    EU加盟国に上市する全ての電池及び蓄電池には、分別回収を示すシンボルマークを電池に表示することが求められます。弊社では、筒形及び角形電池につきましては電池本体に、コイン電池などの小形電池の場合には、梱包にシンボルマークの表示を行います。
改正RoHS指令に対する電池の対応
  • 基本的な立場
    全ての電池及び蓄電池は,EU市場において電池指令(Directive 2006/66/EC)の適用を受けます。
    従って,電池及び蓄電池は改正RoHS指令(Directive 2011/65/EC)の適用を受けません。
    このことは,改正RoHS指令の前文(14)に,以下のように明記されています。
    この指令は、安全衛生上の要件及び特定のEUの廃棄物管理法、特に電池及び廃電池に関する2006年9月6日付け欧州議会及び閣僚理事会の指令2006/66/ECと規則(EC)No850/2004を侵害することなく適用される。

    従って,改正RoHS指令への電池及び蓄電池の適合に関する保証,同意又は宣言などの書類をご提供することはできませんので,ご了解を願います。

  • 禁止物質
    改正RoHS指令では,附属書II において,電気電子機器の均質物質中に含まれる以下の6物質の最大許容含有量を規制しています。
    • 水銀 0.1%
    • 鉛 0.1%
    • カドミウム 0.01%
    • 六価クロム 0.1%
    • PBBs 0.1%
    • PBDEs 0.1%

    電池及び蓄電池は,前述の通り改正RoHS指令の適用を受けないので,上記6物質の規制も適用されません。しかし,当社のリチウム電池には,上記6物質は含まれておりませんので,改正RoHS指令への適合とは関係なく,上記6物質の不含有についての保証を行うことは可能です。
    但し,電池及び蓄電池は,改正RoHS指令の3章(20) に規定する均質物質(それ以上機械的な方法で分解することのできない単一部品)の適用を受けません。従って,6物質の不含有を証明する分析報告書には,電池単体の分析結果を記載させて頂きます。

  • CEマークの表示
    改正RoHS指令では,7章にRoHS指令に適合する製品をEU市場で販売する場合の製造者の義務が規定されています。その1つにCEマークの表示も義務化されていますが,前述した通り,改正RoHS指令は,電池及び蓄電池に適用されないので,CEマークの表示は行いません。
電池指令と改正WEEE及び改正RoHS指令との関係
改正WEEE指令及び改正RoHS指令と,電池及び蓄電池に適用される電池指令との関係を知りたいとお考えの場合には,一般社団法人電池工業会のホームページに公式な見解が示されていますので,それを参照願います。
http://www.baj.or.jp/e/recycle/recycle09.html
REACH規則に対する電池の対応
  • REACH規則に従って電池を登録する必要があるか?
    電池は,REACH規則では成形品に分類されます。
    電池の構成材料としては,物質又は調剤に分類される材料も用いていますが,当社の電池はEU圏内で製造していないので,それら構成材料についての登録の義務は発生しません。
    成形品に含まれる物質の登録については,第7条(1)及び第7条(5)に基づき,以下の2つの条件に適合する場合のみ,製造者又は輸入者が登録を行うことになっています。
    • 物質が,通常及び予測可能な使用条件下で,製造又は輸入された成形品から意図的に放出され,かつ
    • 関係者によって製造及び/又は輸入された,意図的放出を伴う成形品に存在する物質の総量が,製造者又は輸入者あたり年間1 トンを超えること。
    電池は,内部の物質の化学反応によって発生した電流を外部に供給することを意図した製品であり,内部の物質を外部に放出することはありません。従って,a)の条件に適合しないので,登録の義務はありません。また,この理由から,REACH規則に関する保証,同意又は宣言などの書類をご提供することはできませんのでご了解願います。
  • REACH規則で当社が遵守すべきこと
    第33条に,認可対象物質(附属書XIVに記載)を重量比で0.1%を超える濃度で含む成形品については,その成形品の安全な使用を認めるのに十分な情報(少なくとも物質名を含む)を成形品の受領者に提供すること,及び消費者の求めに応じて,45日以内に無料で関連する情報を提供することが求められています。電池につきましては,この第33条が遵守の対象となります。
SVHC候補物質への対応
SVHC候補物質は,認可対象物質ではありませんが,認可対象物質になりうる物質として重要ですので,当社では欧州化学品庁(ECHA)のニュースリリースを常に監視し,新しいSVHC候補物質の発表があれば,そのたびに電池への含有がないかどうかの確認を行なっています。但し,この確認については,部材供給メーカーへの問い合わせなどに日数がかかりますので,ご了解願います。
SVHC候補物質の含有に関する調査依頼は,弊社営業を通して行なって下さい。