お客様から持ちこまれたクレーム電池を調査した結果、過放電、逆挿入、ショートの3つが、原因のほとんどを占めています。
クレーム原因の内訳 | 過放電 | 53% | 逆挿入 | 27% | ショート | 14% | その他 | 6% |
機器が動かなくなったまま電池を入れっぱなしにしておくなど、“機器を作動させることができる電圧”以下まで過度に放電された状態のことで、液もれの原因となります。
電池のプラス極端子、マイナス極端子を使用機器の指示と逆に入れることです。 逆挿入した場合、電池全体の性能は十分に発揮されず、また、機器が正常に作動しないことがあります。 特に、3個以上の直列使用の場合、逆に入れた電池が他の電池によって充電され、電池内部にガスが異常発生して内圧が高まり液もれ、破損、破裂を起こす危険性があります。 (乾電池は充電式に作られておりません)
電池のプラス極端子、マイナス極端子を金属などの導電性のもので接続させた状態をいいます。 ショートは、機器の配線異常や、電池といっしょにネックレスなどの金属チェーンをポケットに入れたときや、電池を硬貨など金属物と混ぜて引き出しに入れたときなどに起こり、一時に過大な電流が流れ、発熱、液もれ、破裂などを起こすおそれがあります。