乾電池が発明されて既に130年になります。
最初、通信機用など特殊な用途しかなかった乾電池が広く使われだしたのは、灯火用器具に使われてからでした。
昔の提灯は、転んだりすると燃えやすく、火事の原因などにもなりましたが、乾電池を使った灯火器具は燃えなくて安全で、信頼性が高かったので、急速に広まると共に長い間その安全性については心配されませんでした。
ところが、最近乾電池を使ういろいろな商品が増え、乾電池の使用量もたいへん多くなり、今や日本人一人当たり年間約20個の乾電池を使っています。
乾電池もいろいろな種類が増えており、いろいろな使い方をされていますと、たいへん危険な使われ方も出てきております。乾電池メーカーの消費者窓口に寄せられて来ている相談やクレームを見ても、明らかにそのようなケースが増えております。
せっかくの便利な商品を、皆様にぜひ安全にご使用いただくために、今回改めて乾電池の安全な使い方をまとめました。皆様方のお役に立てればありがたく思います。