高周波積層インダクタの量産を開始

 
高周波積層インダクタ 富士電気化学株式会社(鈴木惟司社長)は、実績のある素材技術をベースに高特性の高周波積層インダクタを開発し、本年11月より量産を開始します。

 今回製品化する高周波積層インダクタはAML1005HおよびAML1005Qの両シリーズで、11月に同社の湖西工場(静岡県湖西市)で月産3000万個の生産ラインを構築、量産を開始し、2000年度早々には月産1億個に生産を拡大する計画です。

 AML1005Hシリーズは、独自開発のファイン印刷技術を駆使することにより微細パターンを安定形成し、インダクタンス範囲1~220nHを実現しています。この特性値は、1005タイプでは業界最高レベルで1608タイプの特性に匹敵します。このシリーズはQも高く汎用品として拡販する考えです。
 AML1005Qシリーズは、Qで1608と同等以上の特性を目指した製品で、当社が得意とするCAE技術を駆使し、高周波損失を解析し、1GHzで40を超えるQを実現しています。共振周波数も従来製品より高く、インダクタンスの周波数特性も良好で、高周波回路にターゲットを置き、Qの高い1005タイプを必要とするお客様向けとなっています。

 当社は、GSM、PDC、CDMAなど携帯端末の小形化に対応し、1005タイプ以下のサイズに特化した積層部品の開発をさらに推進し、製品ラインナップの充実を図る考えです。
 

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