UPS内蔵・高電圧直流給電装置を開発-19インチラック対応・1Uサイズ・4kWの高出力- | ||||||||||||
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2011年3月1日 FDK株式会社 |
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FDK株式会社(社長:小野統造)は、クラウドコンピューティング時代を見据え、拡大するデータセンターなどのニーズに応えた電力効率の良い給電システムとして、19インチラックに対応した1UサイズでUPSを内蔵した4kWの高出力の高電圧直流給電装置を開発いたしました。 データセンターやオフィスのサーバ、ストレージ、ネットワーク機器などにおける電力消費量は、年々増加傾向にあり、現在のペースでIT機器が増えた場合、2025年には総発電量の約15~20%に達すると予測され、特にデータセンターは、これからのクラウドコンピューティングを支える施設としてさらに増加するものと予想しております。 従来のデータセンターの給電システムにおいては、AC(交流)からDC(直流)およびDCからACへの電力交換の繰り返しによる変換の過程で、電力の変換ロスや発熱により、冷却対策を含め多くの電力が消費されております。(これは、商用電源がACであることと、CPUの動作電源がDCであることによります。)交流と直流の間の変換にて、4%~10%(方式により差異、AC200入力時)程度の電力エネルギーが熱となって排出されております。 今回開発した給電装置は、商用電源からDCに変換後、サーバ等のIT機器に直接、高電圧(380V)の直流を給電する装置です。商用電源からの変換が1回で済み、97%以上の高効率で交換するため、変換ロスや発熱量をおさえることが可能です。従って、電気料金や冷却にかかる設備費などのコストをトータルで削減するとともに、1Uサイズで4kWと高出力なため、省スペース化にも寄与いたします。 また、内蔵しているUPS(無停電電源装置)には、FDK独自技術の超格子合金と正極の表面改質技術を採用した高出力・長寿命のニッケル水素電池を採用することで、5分間/3kWのバックアップを可能としています。さらに、従来品に比べ、バッテリー交換の頻度が少なくなることから、保守費用の削減も可能となります。 本製品は3月2日~4日の間に東京ビックサイト(東京都・江東区)で開催される「国際二次電池展」において、当装置を変換ロスの最小化による温室効果ガス排出量の削減、交換頻度の低減により、環境にも優しい製品として展示(ブース番号:西展示棟 西1-5)いたします。 |
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<製品仕様>
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