高電圧50V出力に対応した絶縁タイプDC-DCパワーモジュール「FPER48T05006」を開発、サンプル出荷開始
~ 1/8-Brickサイズの絶縁タイプで50V(25~60V), 300W出力を実現、急峻な負荷変動にも対応 ~


2018年1月10日
FDK株式会社

 FDK株式会社(代表取締役社長:大橋 洋一)は、高電圧50V出力に対応した1/8-Brickサイズの絶縁タイプDC-DCパワーモジュール「FPER48T05006」を開発し、サンプル出荷を開始しました。

DC-DCパワーモジュール「FPER48T05006xx」
DC-DCパワーモジュール「FPER48T05006xx-H」
DC-DCパワーモジュール「FPER48T05006xx(*1)」、「FPER48T05006xx-H(*2)

 通信機器の大容量化と機器本体の小型化に伴い、高電圧50Vをより小型なサイズで大電力を出力できるパワーモジュールが求められております。さらに、機器本体の消費電力低減のため、高効率化も求められております。当社はこのような動向に対応するため、絶縁タイプDC-DCパワーモジュールのFPEDシリーズで開発したデジタル制御技術と、長年培った高効率回路、高密度実装技術を駆使し50V出力300Wに対応した絶縁タイプのパワーモジュールを1/8-Brickサイズで実現しました。

 今回開発した絶縁タイプDC-DCパワーモジュール「FPER48T05006」は、95%の高い変換効率を実現することにより1/8-Brickサイズ(58.4 x 22.9mm)で36V~75Vの入力電圧から50V安定化300W出力製品では世界最小クラスの小型化(*3)を達成しました。
 本製品は、同時に開発した「FPER48T02512」300Wモデルの12.5V~30V出力と、既に製品化している「FPED48T01238」450Wモデルの6V~13.2V出力と組み合わせることで、6V~60Vまでの幅広い出力電圧をカバーすることが可能であり、ユーザーの機器本体の小型化やモジュールの共通化に貢献します。
 さらに、本製品は高電圧30~50Vを使用する携帯無線基地局のRRH(Remote Radio Head)装置に要求される変化量の大きい急峻な負荷変動にも対応していることから、RRHや半導体検査装置等の用途に最適です。

 また、本製品は高温環境下においても高性能・高効率を維持する特長を有することから、高信頼性を要求される各種産業用機器、通信機器、情報機器、バッテリバックアップ機器など幅広いアプリケーションにご使用いただけます。

主な仕様など
*1:xxは、オープンフレーム
*2:xx-Hは、ベースプレート付き
*3:発表日現在。当社調べ。
*4:動作入力電圧範囲DC36[V]~DC75[V]
*5:出力電圧 FPER48T05006はTyp. DC50[V](25~60V可変)、FPER48T02512はTyp. DC25V(12.5~30V可変)
*6:絶縁耐圧オープンフレームDC2250[V], ベースプレート付DC1500[V]
*7:過電流保護、過電圧保護、過熱保護、リモートON/OFF、出力電圧可変(+20/-50%)機能内蔵
*8:製品毎にシリアル番号を付したフルトレーサビリティに対応、また、RoHS指令に対応

以上

本件へのお問い合わせ: FDK株式会社
(報道関係) CSR・広報IR室
TEL:03-5715-7402
(お客様関係) 第一営業本部 第一営業部
TEL:03-5715-7409


戻る