欧米の乾電池は早くから「有効期限」を表示しているのに対して、世界でも日本と南アフリカなどの一部の国のみが「製造年月」を表示していました。
一方、消費者から「いつまで使用できるのか」という問い合わせも多く、1993年4月に日本工業規格(JIS)が改正され、「使用推奨期限」表示にいたしました。「使用推奨期限」の定義は、「その期限内に使用を開始すれば電池は正常に作動し、JISに規定する持続時間等の性能を満足する期限」となっています。乾電池本体への具体的な表示としては月2桁、西暦年号末尾4桁で表示しています。例えば、08-2008
は、2008年8月と読みます。
ただしこの表示は、使用推奨期限が過ぎると電池が使用不能となってしまうことを意味するものではありません。