携帯機器用超小型DC-DCコンバータを開発 | ||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
平成14年9月17日 FDK株式会社 |
||||||||||||||||
FDK株式会社(社長:鈴木惟司)は、第3世代携帯電話、デジタルカメラ、PDA等の携帯機器向けに、世界最小サイズの超小型DC-DCコンバータ「GMシリーズ」を開発いたしました。 本製品は携帯機器の電源から供給される電圧をそれぞれの負荷回路に必要な電圧に変換するモジュールで、W-CDMA等の第3世代携帯電話に搭載する場合、リチウムイオン電池の電圧(3.6V)をDSP(ディジタルシグナルプロセッサ)やパワーアンプ等に必要な電圧(約1.0~2.5V)へ変換するために使用します。 携帯機器においては、製品の小型化・薄型化の要求がますます強まるととともに、情報処理の高速化、ディスプレイの大型・カラー化等の高機能化に対応して、電池の長時間使用を可能にする電力の効率化が求められています。今回開発した超小型DC-DCコンバータ「GMシリーズ」は、容積で0.018cc(電力密度68.1W/cc)と世界最小サイズを実現するとともに、必要な電圧への変換に際して、このクラスとしては最高の変換効率(96%)を実現しています。 本製品の開発にあたっては、コンバータの心臓部であるインダクタの性能向上に取り組み、低損失フェライト材料技術、ファイン印刷技術やCAE(Computer Aided Engineering)を駆使し、小型、高効率に加えて、携帯機器の高密度実装に対しても高いノイズ対策性能を併せもつ独自構造の低損失ハイパワー超小型インダクタを開発しました。 このインダクタの開発に加え、これまで培った回路技術や高密度実装技術等を結集することにより、世界最小サイズで高効率の超小型DC-DCコンバータを実現しました。 本製品は10月1日から開催される「CEATEC JAPAN 2002」に出展するとともに、携帯機器市場に向けて2003年春からの量産開始を予定しております。
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
[戻る] | ||||||||||||||||
このサイトについて | 個人情報保護ポリシー | Cookieの使用について | ||||||||||||||||