磁気イメージング*1による傷検査技術を開発 | ||||||||
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2010年9月15日 FDK株式会社 |
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FDK株式会社(社長:小野統造)は、肉眼ではわかりにくい金属(磁性体)表面上の小さな傷(マイクロメートル*2~)を非接触で検出し、可視化する技術の開発に成功いたしました。 金属(磁性体)は磁化したときに、表面に傷があるとその箇所で磁束もれによる磁界の乱れが生じる性質があります。その磁界の乱れを磁性ガーネット膜に転写し、2次元分布の画像として表示することで、傷の所在の可視化を可能にしたのが今回開発した技術です。 磁界分布を光で読み取る原理を用いているため、表面にメッキや油などが付着している傷の検出も可能となります。 本技術を現在目視で行われている金属(磁性体)部品、例えば高度な表面処理が必要な航空機部品・自動車部品や、パイプなど構造物の表面傷検査装置に応用した場合、精度の向上と同工程にかかる負担の大幅な削減が可能になります。 当社は、長年にわたり光通信用部品の研究開発を続けており、今回その技術の核となる磁性ガーネット膜を応用し、傷検査技術を開発しました。 なお、本技術の実用化につきましては、子会社の株式会社FDKエンジニアリングが本技術を利用した高速検査装置の開発に着手するとともに、各種用途に応じてお客様のご要望にお答えしてまいります。
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<磁気イメージングを用いた傷検査技術の概略図> |
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