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二次電池モジュール用セルバランス補正トランスを開発 |
2001年3月30日 |
![]() FDK株式会社(鈴木惟司社長)は、電気自動車(EV)やハイブリッド車(HEV)などに使われる大型二次電池モジュールのエネルギー効率を向上させるセルバランス補正トランスを開発しました。 EVやHEVでは、電池セルを多直列接続した出力電圧200~400Vの大型二次電池モジュールで主動モータを駆動していますが、取り出せる電気エネルギーは電気容量の最も小さい電池セルに制約されます。 今回、開発したセルバランス補正トランスは、多数個のセルの電気容量を均等に再配分することにより、大型二次電池モジュールのエネルギー使用効率を向上させることを狙いとしています。FDK独自のCAE(Computer Aided Engineering) 技術を駆使して、各端子の出力電圧のバラツキを±1%に抑えたトランス構成を開発しました。これにより、高精度なセルバランス補正を実現し、大型二次電池モジュールから効率よく電気エネルギーを取り出すことを可能にしました。 今後、さらに拡大が予想されるEVやHEV市場をはじめ、大型二次電モジュールを使用するハイパワーなエネルギー分野に向け、製品化を進めていく考えです。 |
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以上 | |
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