「振り子振動型」バイブレーションモジュールを開発

 
2001年11月21日
FDK株式会社
 
 FDK株式会社(鈴木惟司社長)は、携帯電話などに使用する振動部品として、新しいタイプのバイブレーションモジュールを開発いたしました。

 携帯電話は、マナーモード時などに振動で着信を知らせるバイブレーション機能を搭載していますが、現状ではこの振動部品について、ほとんどモータの回転を利用したバイブレータが使用されています。

 今回、開発したバイブレーションモジュールは、当社の子会社であるいわき電子株式会社が開発し、製造を担当します。動作方式につきましては、これまでにない「振り子振動型」で、板バネの先端に付けた磁石を磁界の変化により動かし、板バネと磁石を共振点で振動させるものです。また、この動作を効率よく機能させるため、バネの共振周波数を制御する独自の共振点追従機能(特許出願中)を持つカスタムICを開発するとともに独自の高密度実装技術や回路技術を駆使し、シンプルな構造に設計しました。

 さらに、このバイブレーションモジュールは、モータバイブレータのような磨耗部が無いため、長寿命、高信頼性を実現しています。

 製品ラインナップにつきましては、バネ端子実装型(製品名:VM513LC)とSMD実装型(製品名:VM513LD)の2種類。どちらも電池電圧(3.6V)から直接駆動が可能です。

 今後、サンプル出荷を開始し、2002年春より量産を予定しています。

バイブレーションモジュール
  VM513LC VM513LD
バネ端子実装型 SMD実装型
最大印加電圧 6Vmax.
動作電圧 3.0~4.2V
消費電流 60mA
共振周波数 130Hz±5Hz
振動力 4φモータ相当
漏れ磁束 0.4mT
外形寸法 5.0 x 15.9 x 5.0㎜ 5.0 x 14.5 x 5.0㎜
重量 1.35g 1.25g
以上
 
本件へのお問い合わせ
FDK株式会社 広報IR
成重、平野
TEL 03-5715-7402
 

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