電池の正しい使い方
以下のことをお守りいただき、
安全に電池をご使用ください。
正しく使用しないと乾電池は液漏れします。
乾電池液漏れの原因は大きく分けて2つあります。
1つは「未使用での液漏れ」で、保管状態(高温・高湿など)や外部要因(落下、ショートなど)が原因としてあげられます。
もう1つは「使用中・使用後の液漏れ」で、主な原因は「過放電」によるものです。過放電された電池は、電池内部でガスが発生します。大量のガスが発生し、電池内部の圧力が上昇すると電池が破裂する危険な状態になります。電池が破裂することが無いよう、規定の圧力を超えると弁が作動し、ガスを外部に放出します。その際に電解液が一緒に外部に放出され、液漏れとなります。液漏れしないように電池は正しくご使用ください。
基本編
電池を乳幼児のそばに置かない。
電池は乳幼児の手の届かないところに保管してください。万一飲み込んだ場合は医師にすぐご相談ください。特にリチウムコイン電池を飲み込むと、粘膜組織の貫通など、最悪の場合は死に至る場合があります。
ひとつの機器には同じ種類を使う。
乾電池にはいろいろな種類があり、それぞれ性能がことなりますので、混ぜて使うと使える時間が短くなり不経済です。また、液漏れや破裂の原因となることもあります。
電池の液が皮膚や衣服についたら…。
電池の中の液が皮膚や衣服についた場合は、キレイな水で洗い流してください。万一目に入った場合はすぐにキレイな水で洗い流して、医師の診断を受けてください。
電池の取り替えは全部を一度にする。
2個以上の電池を使用する機器の場合、交換時にはそっくり入れ替えるのが鉄則。一度使った古い電池と新しい電池を混ぜて使うと、使える時間が短くなり不経済です。また、種類の異なる電池を混ぜて使う場合と同様に、古い電池が液漏れを起こすことがあります。
電池の⊕⊖は逆にして使わない。
電池を使う機器については⊕⊖をよく確かめて正しく入れてください。なお、3個以上を使う機器では、1個の電池を逆向きに入れても動くものがあります。逆向きに入れた電池が充電されて、液漏れを起こしたり、破裂することがあります。
定期的に電池の点検をする。
スイッチのない機器(時計、ワイヤレスマウス、リモコンなど)は常に弱い電流が流れ電池が消耗しています。機器が動作不安定な状態になった場合は電池の寿命と思われますので早い時期に電池をお取替えください。
電池はショートさせない。
電池の⊕⊖を金属などで直接つないだりしてショートさせると、大きな電流が流れて電池の寿命を短くするばかりでなく、内部で発熱して破裂したり、液漏れを起こすおそれがあります。
使い切った電池は早めに取り出す。
使い切った電池は早めに機器から取り出すことが大切です。また、機器を長時間使わないときは電池を取り出してください。消耗した電池を長期間機器に入れたままにすると、液漏れを起こすことがあります。
分解、加熱、火の中に入れない。
電池を分解すると、内容物で手や衣類を汚すだけでなく、目などに入ると危険です。また、加熱したり、火の中に入れたりすると、内容物が膨張して破裂することがあり、きわめて危険です。
乾電池を充電しない。
充電式でない乾電池を充電すると、液漏れや破裂のおそれがあり、大変危険です。
充電式電池編
同じメーカーの充電器で充電する。
専用器以外を使用すると、電池が発熱、液漏れ、破裂するおそれがあります。
長持ちの秘訣は『使い切らずに充電』。
使い切らずに電池容量の1/3~1/4程度の残量で充電する方が電池を長持ちさせることができます。なお、使い切った電池をそのまま機器に入れておくと、過放電となって電池の寿命を著しく縮めることがあります。
同条件の充電式電池を使用する。
数本の電池を使用する機器には同品番・同時期に充電したものを同じタイミングで使用してください。容量の差が電池の寿命に大きく影響します。
定期的に充電する。
性能維持のため、使用せず保存状態の電池でも6ヶ月~1年に1度は充電してください。