これまでの一番の思い出は、
自ら考えて実験した特許技術。

2018年入社電池技術開発部 開発一課

01当社を選んだ理由

独自の製品や特許技術に注目

FDKは就活サイトで知りました。注目したのは、技術力と製品ラインアップです。たとえばニッケル水素電池を例にとると、負極の超格子合金と正極の高導電性水酸化ニッケルが特許技術であり、それぞれ低温性能や長期放置時の容量劣化が抑制されるなど高性能で、とても魅力的に感じました。また製品面では、電池の性能によって各用途に合わせた豊富なラインアップがあり、他社との違いを感じたのが当社を選んだ理由です。

02現在の業務

自ら実験を計画し、最適化を図る

水素空気二次電池の開発業務をしていて主に触媒、空気極の最適化の検討を行なっています。現在は、水素空気二次電池の課題を抽出して実験内容を計画し、電極作製、電池組立、電池評価、評価後の劣化分析、結果報告書まで一通り行なっています。具体的には触媒の分析、処理条件の検討、実験をして空気極の最適化を図っています。
これまでの業務で一番の思い出は、自分が計画し実験したことが特許になったことです。中でも印象に残っているのは、スケールアップの条件や作業の選定です。研究開発ではもともと少量ベースで試作をすることが多いことから、より大型化のセル用の電極を試作するとなると多くの困難が伴ないます。今ある設備での作業の選定は苦労しましたが、特許取得によって報われた思いでしたね。

03思い出に残っている仕事や
今後の目標

夢は、水素空気二次電池の量産に関わること

今行なっている研究開発も引き続き進めていきたいですが、それに加えて水素空気二次電池が事業展開した暁には、その開発業務にも携わりたいと考えています。量産化となると、現在のラボスケールとは違う課題やより品質が重視されると思います。電池特性の改善改良以外にも、そういった生産性や品質を重視した改良など異なる視点での開発にも興味があるので、機会があればぜひ取り組んでみたいですね。
また人間性の部分では、上司から信頼され、後輩をフォローできる先輩のような人物になりたいと思っています。そのためにも専門性を高める勉強をしたり、尊敬している先輩たちをよく見て、気配りなどを吸収できるように努めています。

MESSAGE

電池業界は、今のIoT社会には必要不可欠です。また使用用途としても、当社の強みであるニッケル水素電池はアルカリ電池代替用の市販電池の他にも、車載用、バックアップ用など多くのニーズがあり、やりがいのある業界だと思います。また私の所属する高崎工場は、上司や先輩、同僚も話しやすく、とても雰囲気の良い職場です。若手の想いに応えてくれる風土がありますので、一緒に夢を追求しましょう!

SCHEDULE

7:40 出社
8:15 課内ミーティング
8:30 事務業務
(発注・見積依頼、工数整理)
10:00 実験
(空気極作製、電池組立など)
12:10 昼休憩
13:00 実験
(空気極作製、電池組立など)
15:00 打ち合わせ
17:00 データ整理
19:00 退社

休日の過ごし方

休日は仕事のことを忘れて、買い物や趣味でリフレッシュしています。