部品技術
高精度な部品技術
アルカリ電解液を用いた電池に使われている正極缶(外装缶)は、右図のように安価なFeを素材とし、保護層(合金層とニッケルメッキ層)を設けています。保護層を設けることで、Feの電池特性への悪影響を低減し、長期にわたる安定した電池特性を実現しています。
アルカリ乾電池の正極缶内側イメージ
FDKの独自技術
FDKは、図のように集電子と正極缶の改良を行い、機器にやさしく長期にわたって使用可能なアルカリ乾電池を開発しました。
この部品技術を用いたPremium Sは、お客様から要望の多い3つの電池特性を実現しています。
この部品技術を用いたPremium Sは、お客様から要望の多い3つの電池特性を実現しています。
- 電池の使用時間を長くしてほしい
- 電池を長期間保存したい
- 液漏れしてほしくない
アルカリ乾電池の正極缶のイメージ
集電子に新メッキを採用
新メッキを採用したPremium SはZn負極から発生するガスを大幅に低減し、電池の耐漏液性を向上しました。
負極ゲル内イメージ
過放電後の電池内ガス発生量
正極缶にレアメタルコートを実施
正極缶に図のようにレアメタルコートを実施することにより、長期保存後でも電池の容量を維持しており、災害時に使用可能な、備蓄に最適な電池です。
レアメタルコートを施したPremiumSの正極缶
長期保存後(加速試験)放電性能比較