水素/空気二次電池
水素/空気二次電池
水素/空気二次電池はニッケル水素電池のNi正極を空気(酸素)に置換することで、アルカリ二次電池の課題であるエネルギー密度が低い点を解消し、高エネルギー密度と安全性の両立を可能にした電池です。水素/空気二次電池の特徴
正極活物質:空気中の酸素→正極に容量制限なし
負極:水素吸蔵合金→溶解析出反応なし(LiやZnはこの反応が課題)
電解液:アルカリ水溶液→安全・高出力
負極:水素吸蔵合金→溶解析出反応なし(LiやZnはこの反応が課題)
電解液:アルカリ水溶液→安全・高出力
FDKの独自技術
FDKでは、BiRu酸化物(BRO触媒)を酸素還元触媒として使用した空気極を用い、負極には、超格子水素吸蔵合金を用いた水素/空気二次電池を開発しています。
当社開発の水素/空気二次電池の特長は以下の通りです。
当社開発の水素/空気二次電池の特長は以下の通りです。
- 充電に強いBRO触媒を用いた空気極により、安定した充放電を実現
- 空気を電池に送り込むアクティブ型構造で安定した充放電を実現
- バイポーラ型セルを採用することにより積層可能で低抵抗なセルを開発
BRO触媒(Bi2Ru2O7-x)を用いた空気極の開発
同志社大学 盛満教授らの協力の下、パイロクロア型の結晶構造を有するRBO触媒を用いて、充放電にも安定した空気極を開発しました。
アクティブ型構造セルの開発
独自のCAE技術を用いて空気の送り込む圧力損失等を計算しながら流路板の設計等を行い、積層可能な10Ahのセルを開発しています。